「2023秋の行動計量セミナー」のお知らせ

 日本行動計量学会の2023秋の行動計量セミナーでは、「Rで学ぶネットワーク分析~基礎から最新モデルまで」をテーマに掲げ、オンライン(リアルタイム・LIVE型/復習オンデマンド配信あり)で、2日間、90分×8コマの集中講義を行います。
 本セミナーでは『Rで学ぶデータサイエンス8 ネットワーク分析 第2版』(共立出版)の著者である鈴木努先生から、直接、ネットワーク分析を学ぶ内容となっており、ネットワーク分析の基礎となる考え方や指標の意味、その読み取り方から、指数ランダムグラフモデル、確率的アクター指向モデルまでを身につけることができます。
 充実した内容にも関わらず、90分1コマあたり準会員(学生)は500円、正会員は1,000円という有り得ない価格設定でのセミナー開催は、学会主催であるからこそ実現できるものです。
 自らの学びと研究のため、あるいは、教え方のヒントを掴み教育に活かすために、学生、社会人実務家から教員の皆様まで、幅広いご参加をお待ちしております。

<開催基本情報>
開催日時:2023年11月11日(土)~ 11月12日(日)(2日間)
開催方法:オンライン(リアルタイム配信・LIVE形式/復習オンデマンド配信あり)
 *終了後に動画の準備が整いましたら、約2週間、復習用のオンデマンド動画が申込者限定で公開されますので、当日、参加できない場合にも視聴可能です(動画配信は11月16日~11月30日を予定しています)。
内容:「Rで学ぶネットワーク分析~基礎から最新モデルまで~」
講師: 東北学院大学情報学部データサイエンス学科 教授 鈴木努

参加費: 準会員(学生):4,000 円、学生非会員:10,000 円、
正会員(一般):8,000 円、一般非会員:18,000 円

申込ページ:https://autumn2023.peatix.com

<講師によるコース概要説明>
 個人や集団の間のつながりを対象とする社会ネットワーク分析は、人間科学・行動科学分野でも広く使われるようになってきています。それでも、社会統計学や多変量解析などの研究法に比べればまだ学ぶ機会も限られています。
 本セミナーでは『Rで学ぶデータサイエンス8 ネットワーク分析 第2版』(共立出版)に基づいて、初めてネットワーク分析に触れる人でも実際にRで分析を実行しながら社会ネットワーク分析の基礎を学べるように説明していきます。ネットワークデータの入力に始まり、ネットワーク構造に関する諸指標、中心性などのネットワーク分析の基本を説明します。
 また、従来ネットワーク分析は統計的検定になじまないという考え方もありましたが、近年では、ネットワーク指標の統計的検定や、多変量のネットワーク形成モデルなどの統計的ネットワーク分析もRのパッケージにより比較的容易に実行できるようになっています。これらの統計的ネットワーク分析についても基礎から説明していきます。

<講義内容>
1日目
・ 9:00~10:30 講義1 「R環境の準備とネットワークデータの入力」
・10:40~12:10 講義2 「ネットワークの全体構造を探るための諸指標」
・12:10~13:00 昼食休憩
・13:00~14:30 講義3 「ネットワーク上の最短距離と最短経路の探索」
・14:50~16:20 講義4 「中心的な頂点を探る:中心性分析の諸指標」
・16:30~17:00 質疑応答

2日目
・ 9:00~10:30 講義5 「ネットワーク構造の分析:ブロックとコミュニティ」
・10:40~12:10 講義6 「統計的ネットワーク分析1:ネットワーク指標の有意性検定」
・12:10~13:00 昼食休憩
・13:00~14:30 講義7 「統計的ネットワーク分析2:指数ランダムグラフモデル」
・14:50~16:20 講義8 「統計的ネットワーク分析3:確率的アクター指向モデル」
・16:30~17:00 質疑応答

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